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もっと教えて!ドラえもん

 みんなはオーケストラの演奏会(えんそうかい)に出かけたことはあるかな。いろんな楽器の響(ひび)きに包まれながら、生きていくうえでとても大切なことにも気付かせてくれる。そんなオーケストラの世界を、もう少し詳(くわ)しく知ってみよう。

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 オーケストラには大きく分けて「吹(ふ)く人」「弾(ひ)く人」「打つ人」がいる。まったく違(ちが)う方法でしゃべる人たちが、それぞれに工夫しながら一緒(いっしょ)にすてきな響(ひび)きをつくってゆく。それがオーケストラなんだ。

 昔のオーケストラは王様や貴族(きぞく)といった位の高い人たちを楽しませるためのものだったけど、18世紀後半のモーツァルトやベートーベンの登場をきっかけに潮目(しおめ)が変わる。

 そして今からちょうど200年前の1824年、ベートーベンの有名な「第九」が初演されたのがオーケストラという文化に大きな革命(かくめい)が起こった瞬間(しゅんかん)だった。

 みんなもあの歌は知っているよね? 楽器だけの対話に、なんと人間の声も加わったんだ。

 それからわずか6年後、フランス生まれのベルリオーズが「幻想交響曲(げんそうこうきょうきょく)」という曲でさらなる革命を起こす。

映像以上のリアリティー

 優雅(ゆうが)な舞踏会(ぶ…

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